[3Dプリンター]Ender3 リニアガイド化による造形精度向上 (後編)

Ender3ヒートブレイク 3Dプリンター改造

ここからはEnder3 リニアガイド化による造形精度向上について後半を解説していきます。

前編をまだ見てない方は↓より

X軸の分解

初めにX軸にリニアガイドを付けて行くために、X軸を分解していきます。

まずはベルトテンショナーを外していきます。

私はアルミ製のテンショナーにアップグレードして使っているので、見た目が若干違いますが、基本一緒です。

ベルトが緩んでいるとエクストルーダーの動きが鈍くなり、Y軸とのバランスが悪くなり、きれいな円とかが造形できなくなるので、このアップグレードはおすすめです。

次にノズルファンを取り外したら、2つのボルトを緩めてノズル部をX軸からいったん取り外します。

続いてX軸のプーリーをばらしていきます。

車輪はボルトとナットで固定されているので必ずスパナ等で固定しながら六角レンチで緩めるようにしましょう。

私も初めての時よくわからず30分くらい六角レンチだけで車輪を回していたことあります笑

エクストルーダー部のプーリーも同様にばらしていきます。

ブラケットに空いている穴に六角レンチを突っ込んで緩めていきます。

ばらしたらこんな感じです。

X軸の逆側についているプーリーも同様に分解していきます。

Z軸リニアガイドへのX軸の取り付け

アップグレードパーツを使用してX軸を先ほどリニアガイド化したZ軸に取り付けていきます。

アップグレードパーツの中から↑のようなパーツを探し、2か所をボルト止めしてX軸に締め付けていきます。(見切れててますが、X軸に取り付けています)

次に↑のような形のアップグレードパーツを探し、先ほどX軸に取り付けたパーツと写真のように組み合わせて、Z軸のリニアガイドに取り付けていきます。

次に↑写真にある筒のようなアップグレードパーツを探し、スパナ等で固定しながら六角レンチで締めこんで取り付けていきます。

もう1本同じパーツがあるので、同様にスパナ等で固定しながら六角レンチで締めこんで固定していきます。

逆側のZ軸についても↑写真のようなアップグレードパーツを探し組み合わせて、ボルトでZ軸リニアガイドに取り付けていきます。

Tナットを2本使用し、アップグレードパーツをX軸に固定していきます。

これでX軸に固定できました。

続いてZ軸にアップグレードパーツを固定して完成です。

リニアガイド化パーツへのステッピングモーター取り付け

いよいよX軸をリニアガイド化していきます。

X軸用のステッピングモーターをボルト4つを六角ナットで緩めて外していきます。

次にステッピングモーターの歯車部に付いているQRコードの付いているシールをはがしていきます。

QRコードのシールを剝がすと六角ボルトが4つ出現します。

これらを緩めて外すことで、X軸テッピングモーターが取り外せます。

これ初見だとシールを剝がすことに全く気付けなくて、泣きながら力づくで分解しようとしてました、、、 皆さんには悩んでほしくない、、、

アップグレードパーツから↑のようなパーツを探してX軸ステッピングモーターカバーに取り付けます。

X軸ステッピングモーターと写真のように組み合わせて取り付けます。

ボルトと4つ締め込み、写真のように組めていればOKです。

アップグレードパーツをZ軸に固定します。

エクストルーダー用のステッピングモーターを↑写真のようにとりつけます。

エクストルーダーを↑写真のように取り付けていきます。

X軸のリニアガイド化

いよいよX軸リニアガイドを取り付けていきます。

Y,Z軸と同様にTナットによって取り付けていきます。

X軸の平行だし治具を使用しながら位置を調整して一本づつ本締めを行い固定していきます。

X軸リニアガイド平行だし治具

続いてノズルがとりつくブラケットを作成していきます。

↑写真のようなアップグレードパーツを探し、組み合わせて、ボルト3つで固定します。

X軸のベルト先端の金具をアップグレードパーツの溝に引っ掛けていきます。

付属のベルトがアップグレードパーツの中についてきますが、私の場合はX軸ベルトのテンショナーをアップグレードしている関係なのかわかりませんが、短かったので新しいベルトを購入しました。

Ender3用プーリーベルト

ベルトがうまく引っかかるとこんな感じです。

↑のようにボルトを締めこみX軸リニアガイドに作成したノズルブラケットを固定していきます。

ノズルやノズルファンを取り付けたらX軸リニアガイド化は完成です。

その他の組付けと試運転

Ender3上部の支柱をもとに戻していきます。

ヒートベットも4つのボルトを締め付けてもとに戻します。

電源を起動しX,Y,Z各軸を上下に稼働させてみて、異常が特になければリニアガイド化のアップグレードは完成となります。

非常に造形動作時の音が小さくなり動きも滑らかになり、いかにも綺麗な造形ができそうな感じになったと思います。

実際に造形は格段に向上していると思います、さっそくたくさんのモデルの印刷に励んでみてください。

お疲れ様でした!

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