[3Dプリンター]ノズル交換せずノズル詰まりを解決する方法(コールドプル法)

3Dプリンター改造

ノズル詰まりの対処方法

3Dプリンターではよくノズルが詰まりますよね。

ノズル詰まりが発生した時は、大体の人がノズル交換を実施していると思いますが

ノズルを毎回捨てることになり、正直もったいないですよね。

(ノズルもそんなに安いものではないし、毎回買うのも面倒くさいですし)

そこで提案したいのがコールドプルという方法でノズル詰まりを解消する方法です。

コールドプルとは

ではコールドプルとは一体どんなやり方なのでしょうか

ズバリ

フィラメントをノズルに挿し込み、中途半端な温度の状態(フィラメントが溶ける/溶けないの境目)でフィラメントを無理やり引っ張ることで、ノズル内のゴミを一緒に根こそぎ引き抜いてしまおう

という方法です。

中々に強引ですが(笑) 凄く理にかなったやり方だと思います。

コールドプルのやり方

手順① エクストルーダー横のカバーを開ける

Prusai3/MK3はダイレクト式の3Dプリンターなので、フィラメントをノズルまで到達させるためにはエクストルーダーのギヤを緩めとく必要があります。

Ender3等 ボーデン式の3Dプリンターであればこの作業は不要です。

この状態になればOK。

手順② 3Dプリンターの温度を270℃に上げる

まずはフィラメントを深くノズルに挿し込みたいのでノズルの温度を最大まで上昇させます。

ここではフィラメントはPLA,3DプリンターはPrusai3/MK3の例で紹介するので270℃にしていますが、まぁ220℃超えていれば何℃でも大丈夫だと思います。

Setting→Temperature→Nozzle

手順③ フィラメントを手でノズルに押し込む

いよいよフィラメントをノズルに挿入していきます。

↓のように手でフィラメントを押し込んでいきます。

ノズル温度を下げる

しっかりとフィラメントがノズルに充填できたら、ノズルの温度を下げていきます。

この時ポイントはノズル温度が下がっている間も手で力強くフィラメントをノズルに押し込んでいくことです。

コールドプルでたくさんのゴミを引き抜くためにはたくさんのフィラメントをノズルに充填させる必要があるからです。

またノズルの温度ですが、自然にやっていると下がるスピードは遅いので、ファンのスピードは最大にしておきましょう

Setting→Temperature→Nozzle でNossle温度を70くらいにしましょう。

フィラメントを一気に引き抜く

ノズルの温度が十分に下がり切ったらいよいよノズルに充填させたフィラメントを引き抜いていきます。

しっかりと引き抜けるように、フィラメントをラジオペンチ等で掴むと良いでしょう。

しっかりとノズル内のゴミが取れているのがわかると思います。

ゴミが無くなるまで繰り返す

後は上記の作業をフィラメント先にゴミがつかなくなるまで繰り返すだけです。

これでコールドプルの作業は完了です。

定期的に実施して、ノズルを長持ちさせましょう。

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